高橋さんちのKOEDO低燃費生活

わが家に弱点はあるのか?というと・・・

わが家に弱点はあるのか?というと・・・

ふと気づいたら、いつもうちについていいことばかり書いているので、そろそろ「ホントにそんなにいいことばかりなの?」とか「家について不満はないの?」と考えている人もいるかと思います。そこで、エコハウスに暮らし始めてから困ったことや、「もっとこうだったらいいのに」と思う点がないか、真面目に考えてみました。

正直なところ、家に対して「不満」な点はありません。でも何かあるはず!とさらに真剣に考えてみたら、以前の暮らしと違うこと、ちょっと気になることはありました。

今日はそのあたりを解説していきたいと思います。

弱点その1:外の様子がわからないこと

しっかりと断熱され、気密性が高いので、外と家の中がまるで別の世界に感じられます。特に、気温、湿度、音の面においてそうです。

例えば、夕方に流れる音楽放送(聞こえると子どもたちがうちに帰るやつ)はほとんど聞こえません。また、うちに遊びに来たお客さんが駐車場にいても、気付かずにのんびりしています。ただ、大通り沿いにあるのに車の騒音を感じないし、家の中でバンド演奏しても大丈夫(笑)という利点もあります。

同様に、家の中にいると外が暑いか寒いか、湿度が高いのか低いのかがさっぱり分からないので、時には問題になります。

引っ越したばかりの頃は、よく真夏に長ズボンを履いて外に出かけて、ドアの鍵を閉めている時にはすでに後悔しているなんてこともよくありました(大体ギリギリになって飛び出すので、着替える時間はない)。

また、晴れた冬の日は、窓から外をみるとなんだか暖かそうなので、上着を着ずに(また)飛び出して、戻る時間がないから走って駅に向かったりしていました。

今は朝起きた後に天気予報を調べるか、外にゴミを捨てに行ってチェックしているので大丈夫です。

弱点その2:家の中ではなんでも聞こえること

外の音が遮断されている分だけ、中の音はよく聞こえます。特に、うちには今の「低燃費住宅」の家にはない、欄間のようなものがあり、ドアも全く閉めていないので、さらによく聞こえます。

他の部屋にいても会話ができるのは意外と便利ですが、ひそひそ話はできないとか、どちらかが離れた部屋でオナラをしたら臭いじゃなくて音でバレるとか、そんな問題もあります。


ただ、これはどちらかというと「わが家」の欄間や間取りが原因の一部なので、生活パターンに合わせて間取りを変えたり、ダクト式の換気装置(部屋がちゃんと分けられる)を使えば問題にはならないでしょう。始めから計画していれば、防音ルームをつくることもできます。

弱点その3:初代モデルハウスであることによるもの

以前のブログで紹介しましたが、わが家は6年前に建てられた「低燃費住宅」の初代モデルハウスでした。

まだ研究が進んでいない時に建てられた分、今の低燃費住宅の家と比べると弱点になる場所があります。

例えば、吹き抜けの場所。今の低燃費住宅の家をみると、家の真ん中あたりに吹き抜けがあって、空気がぐるぐる循環しているので家中どこにいっても温度や湿度がほとんど変わりません。でもうちは吹き抜けが家の端っこにあり、場所によっては多少、温度差や湿度の差が出やすいようです。

特に玄関のそばにある脱衣所やお風呂場は、リビングに比べると冬は少し温度が低く、夏は湿気が高くなりやすくなっています。(と言っても、家の中で温度が一番高いところと低いところの差は大きくても3〜4℃、湿度も10%程度ですが)。そこで、うちではサーキュレーターを使って、空気が流れるようにしています。サーキュレーター1台で家一軒の温度と湿度が一定になるのは、この家の性能の高さを示しています。

また、強いて言えばうちのドアは弱点と言えるでしょう。

モデルハウスができた当時では国内最高の断熱性能をもつ日本製のドアでしたが、ドイツ製の窓(ドイツでの取材レポートはこちら)よりは熱が通ります。聞くところによると、最近のドアはかなり性能が上がったらしいのですが、ドアは意外と高い(ホントに!)ので、簡単に交換はできません。

そんなわけで、色々と弱点を考えてみたものの、絞り出すのは大変でしたし、これらの弱点には克服方法があります。基本的にはなんの不満もなく、むしろ家のありがたみを日々感じて過ごしているというのが正直な感想です。

これからも、いいことばかり書いてしまうかもしれませんが、うちのようなエコで快適な家が少しでも社会に増えるように、発信を続けていこうと思ってます!

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