高橋さんちのKOEDO低燃費生活

猛暑の日々、エコハウスの中の温度は?

猛暑の日々、エコハウスの中の温度は?

ここ最近、「今年の極暑の中、エコハウス内部の温熱環境はどうなっている?」と聞かれることが増えました。寒がりのまさきさんと、最近は結構暑がりになった私は、体感がかなり異なるため、今日は、家の内外で計測している数値を使ってお見せします!ちなみに、夏に使っているエアコンは基本的には家で1台(2階にあるエアコン)です。

まずはじめはこちら

7月17日の気温の推移を見てください。この日、観測所の記録では最高気温が37℃、最低気温は27℃でした。うちの機器の計測だと、朝6時前の時点で外気温は約28℃、この日の最高気温は約36℃を記録しました。

実際の気温は徐々に上がっていくのですが、計測地点が東側に面しているため、照り返しの影響で計測器が熱せられるので、午前中に一度ピークを迎えます。そのあと、午後に実際の最高気温になります。

家の中の温度も見ていきますが、その前に、このグラフを見るときに気をつけてほしい点があります。上と下のグラフの幅(縦軸)が同じではないということです。この日の場合、見た目が同じ幅の中に、上のグラフ(外気温)は27.5℃から36℃と8.5℃分あるのに対して、下のグラフ(室温)は24℃から27℃と3℃分しかないことです。注目してほしいのは、グラフ内でどれだけ温度が変化したかの温度差です。

室温のグラフは一見、謎の線を描いています。

この家は、2階のエアコン1台で家中の温度を保っています。夜寝るときにエアコンの設定温度を28℃にしますが、大体26℃ちょっとで安定しています。同じ26℃でも湿度が低いので、なかなか快適です。

朝になって、カーテンや外付けブラインドを開けると、放っておくと室温は上がってしまいます。ですので、直射日光が当たる窓はカーテンを閉めたり、ブラインドの角度を変えたりして、日差しが入らないようにします。

昼間、エアコンの設定温度は少し下げて、27℃にしています。そして、サーキュレーターで2階の冷えた空気を1階に流します。この日はみんなで出かけていて、料理などで熱が発生しなかったのと、終日、人(1人100W相当の熱源)がいなかったので、エアコンから比較的近い計測器では、室温が24℃前半まで下がりました。いつもはあまり考えずに過ごしていますが、うちのようなエコハウスでは、外気温の影響を受けにくいので、家の中の熱源の有無(人がいるかいないか)で、これだけ変わることを再確認しました。

次に、7月26日の温度を見てみましょう。

7月26日の計測では、外の最低気温は26℃くらい、最高気温は36℃でした。
家の中はというと・・・

この日の室温は25.4℃〜26.6℃。1日を通した推移の幅がほぼ1℃に収まっています。さすがエコハウス!このようにグラフで見ると、なかなかすごいですね。

最後に、ここ1週間の外気温と室内の温度を見てみましょう。

まずは外から。

最低気温は26〜28℃、最高気温は34〜37℃くらいで、毎日上がったり下がったりを繰り返しています。

では、家の中はどうでしょうか。

室内は、25℃ちょっとから、26.5℃くらいを行ったりきたりしています。ここまで紹介した日と同じような温度がずっと続いていることがよくわかります。

うちは家の中のあちこちに温湿度計があるのですぐ気づくのですが、やはり、場所や(エアコンから近いとか)、やっていること(お風呂に入るとか、洗濯を干すとか)によって、一時的に温度や湿度の上下はあります。ただ、全体的にはかなり安定していると言ってよいでしょう。

ちなみに、しばらく前になりますが、前回のレポートは秋の冷え込む時期に書きました。寒い時期の数値に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

そして、こんな数値の出る家の仕組みについて知りたい場合は、
夏涼しく、冬暖かい家の秘密は?
室内の温度が一定の理由は? 
の2つの記事を読んでくださいね。

それではまたね!

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