高橋さんちのKOEDO低燃費生活

徹底比較!光熱費がどれくらい下がったか

徹底比較!光熱費がどれくらい下がったか

エコハウスに暮らし始めて1年2ヶ月。やっと1年分の光熱費の情報が集まりました!うちについて聞かれることトップ3に「それで、光熱費はどれくらい下がったの?」という質問があります。感覚として、前ほど節約を気にしていないのに、光熱費の支出がかなり減ったのは確かです。でも、家の大きさ、立地、家で過ごす時間や生活パターンなど、色々な要素が変わったので、支払った料金を並べて表にしても、実際どうなのかは読み取れません。

そこで、今日は、変わった要素も念頭におきながら、「無断熱アパート」時代の光熱費と、「エコハウス(低燃費住宅)」のこの1年の光熱費を比較してみます。どうぞお付き合いください!

光熱費を比較する前に・・・

まずは、「無断熱アパート」と「エコハウス」の環境や、私たちの暮らし方について、前提となる情報(何が違うか)を挙げてみましょう。

  • 大きさ

・アパートは、2DK+トイレ+お風呂、廊下なし=約40平米

・エコハウスは、実質3LDK+LOFT+WCL(ウォーキングクローゼット)+トイレ+お風呂+洗面所+必要以上に広い廊下+玄関=約90平米(面積にロフトは含まず)

→床面積は2倍強、でも天井が高く、勾配天井になっていてロフトもあるので空間面積は3倍以上になった

  • 立地

アパートは都内、エコハウスは埼玉県川越市

→暑さ・寒さが厳しくなった(他にもありますが、光熱費に関係ありそうなのはこれくらい)

  • 家で過ごす時間

・アパート時代は、昼間は基本誰もいない。特に暑かったり寒かったりする時期・時間は、家で仕事をしていたまさきさんは冷暖房のあるカフェへ出張。私は1年の半分くらいは出張(本当の!)で不在。

・エコハウスに暮らす今は、2人とも家をベースに仕事をしているので、常にどちらか(もしくは両方)は家にいる。出かけても、夜はさっさと帰ってくる(笑)。

→家で過ごす時間は圧倒的に増えました。

  • 生活パターン

・アパート時代は、家にいる時間が少なかった上、光熱費を気にかけて、冷暖房・照明などは最小限に使っていた。冬の暖房はガスファンヒーターとエアコンを併用。夏は主に扇風機、耐えられないときにエアコンを使用。

・エコハウスに住んで、家族こそ増えていないものの、訪問者・宿泊者が多く、料理する回数やお風呂に入る人が増えた。冬、夏ともにエアコン1台で家中適温になる。冬は主に朝と夕方〜夜に暖房をつけて、夏はかけっぱなし。でも、いずれも音が聞こえないくらいしか稼働していない。冷暖房のオン・オフをこまめにしないので、光熱費の節約についても以前ほどは気にしていない。

では金額を比べてみましょう!

  • 電気料金

やはり、これが一番わかりやすいです!アパートでは冷暖房を使わない季節で2,500〜3,000円くらい、真夏は4,000 円くらい(エアコンは極力使わず他の場所に行っていたため)。オイルヒーターを暖房に使い始めた時(詳しくはこちら)には1ヶ月で15,000円近くになったのですぐやめました。主な暖房をガスファンヒーターに変えて冬でも3,000円台に戻りました(その分ガス料金はかなり上がりましたが)。

エコハウスの電気料金は、冷暖房不要な時期はアパートと同じくらい(2,500〜3,000円)、冷房をかけっぱなしの真夏は3,000〜4,000円(冷房分だけでいうと実質2,000円以下)、暖房をつけている真冬は7,000円台(暖房分だけでいうと実質4,000円)です。

なお、うちの屋根にはソーラーパネルがついていて、昼間は作った電気を自家消費しているので、晴れていれば太陽のおかげで昼間の電気料金は無料!そして、季節によりますが平均すると月平均1万円くらい売電しているので、今のところ、支払っている電気代の倍以上の収入がある計算になります。

  • ガス料金

アパートでは、過ごしやすい季節は2,500円前後、少し肌寒い時期は高くなり(お風呂と暖房が理由)、真冬は11,000円〜13,000円くらいまで上がりました。

エコハウスでは、過ごしやすい季節は2000〜2500円くらい、真冬でも3,000〜4,000円くらいです。暖房はエアコンを使っているのでガス代には反映されません。ガスは主に、料理と給湯に使っています。冬でも浴室が冷えないので、お風呂の追い炊きはあまりいらないし、お湯の温度もそんなにあげる必要がありません。冬は外はマイナスになる時もあり、それなりにお湯を作るにはエネルギーがかかるはずですが、この価格を維持しているのは家の断熱のおかげ!

なお、今回の比較には入れていませんが、上下水道料金はアパートとエコハウスでほぼ変わらず。家で料理をすることが多いから少し増えたかな?というくらいで、1ヶ月2,000〜2,500円でした。

合計すると・・・

上記の数字を足してみると、光熱費の比較はこうなります(全て多めの数字を足している)。

以前のアパートでは・・・

・過ごしやすい季節は、3,000円(電気)+2,500円(ガス)=5,500円くらい

・真夏は、4,000円(電気)+2,500円(ガス)=6,500円くらい

・真冬は、3,000円(電気)+13,000円(ガス)=16,000円くらい

エコハウスでは・・・

・過ごしやすい季節は、3,000円(電気)+2,500円(ガス)=5,500円くらい

・真夏は、4,000円(電気)+4,000円(ガス)=8,000円くらい

・真冬は、7,000円(電気)+4,000円(ガス)=11,000円くらい

空間の変化や使い方、快適性を考えると、随分お得になったのがわかると思います。これに加えて、1ヶ月10,000円(平均)の売電収入を考えると、光熱費はかかっていない、もしくは真冬は1,000円だけという計算になります(こんなに快適なのに!)。売電はあと5〜6年で終わりますが、その後も昼間の自家消費は続きます。まさきさんの夢は、将来的に電気自動車に蓄電して使うことです。

初期投資をしっかりしたエコハウスの方が実はお得だ!と言われるのは、このような光熱費の差額、その他に要らなくなるものがいっぱい(詳しくはこちら)で、後からお金が返ってくるからです。

今、新しく家を検討している人は、このようなポイントも考慮して決めましょう。また、すでに自分の家やマンションがある人や、賃貸の物件に住んでいる人も、基本の考え方は同じです。月々の光熱費は積み重なると大変な額になります。暑さ・寒さ対策への投資はケチらずに、しっかりと!それは後々戻ってきますから!

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