
エコハウスに引っ越してから、これまで必需品だったり、当たり前のように使っていたものが不要となり、次々と「物置き送り」になりました。その量が、私たちの想像と物置のキャパをはるかに超えていたので、年末の大掃除を機に「断捨離」を決行することにしました!
なぜ、うちの断捨離の様子(=不要品リスト)を公開するかというと、家が変わったことで「買うモノ」と「必要な収納スペース」が激減したうちの例を見たら、みなさんが今暮らす場所で、そして将来選ぶ家で、より快適で経済的に暮らすための「選択」が増えるのではないかと思うからです。
まずは、これから紹介する長~いリストを見ながら、どれくらいお金の節約になるか、そして収納スペースが空くか、想像してみてください!
最初に、この冬にめでたくお蔵入りとなったものたちを紹介します。私たちは寒がりなので、山ほど出てきました・・・。
要らなくなった家電
今、日々使っている暖房は家全体でエアコン1台のみなので、
・ガスファンヒーター
・遠赤外線ヒーター
・ホットカーペットとモフモフカバー →無垢材の床そのままでOK!
要らなくなった衣類
・厚手のフリースやベスト →寒い部屋がないので、服の上に着る服は要らなくなりました。
・もこもこソックス →靴下の重ね履きはしなくなりました。むしろ私は裸足の時も多い。
・冬用パジャマ →まさきさんは薄手の冬用パジャマを着ますが、私は今も短パン+TシャツでOK!
高橋さんちのクローゼットがどう変わったか、詳しくはこちら
要らなくなった大きい物
・冬用布団 →1月になっても肌掛けのままでOK!
・厚手の毛布 →まさきさんは薄い毛布と肌掛け、私は夏用タオルケット+肌掛けでOK!
・もこもこシーツ →まさきさんはぽかぽかしたいらしく使っていますが、私は夏用シーツがちょうどいい。
要らなくなった小物
・スリッパ →足下寒くないので不要!
・膝掛け →前の家では四方八方に置いてありました。
・雑巾 →窓が結露しないため、もう拭く必要がなくなった。
要らなくなった断熱アイテム
窓用断熱ボード、結露防止テープ、床用遮熱シート、遮熱カーテンなど。
要らなくなった他の季節のもの
・日除け用すだれ →日差し暑くない
・靴下 →冬以外は裸足なので必要な数が減った
・大量の湿気対策用品 →押し入れの収納用品の下に入れていたすのこなど
「家の質」と「月々の出費」を計算
では、ここからが本題です。
家を買う場合、家そのものの値段が目の前に提示されます(注:ゼロがいっぱい並んでいるのでクラクラします)。うちの様なエコハウスはいい材料で丁寧に作られるため、同じ大きさの家と比べると、確かに初期投資は少し割高になります。でも、何十年分のランニングコスト(光熱費)を考えれば、基本的に元は取れるだろうな~と私たちは考えていました。
でも、そのときは思いつきもしなかったものがあります。それが光熱費以外で節約できる部分です。冷暖房器具が少なくなったので、数年毎の買い換えも不要だし、夏や冬にだけ使っていた生活用品はもう買わなくていいのです。これらを全部足すと結構な金額になるし、スペースも有効に使えるようになりました。そして実は、消耗品の使用量も大幅に減っています(高橋さんちで要らなくなった消耗品について詳しくはこちら)。
快適性を得るために引っ越しましたが、思わぬところで得した気分です。
ここでみなさんに伝えたいのは、月々、家にかかるお金とは、家賃だけでなくランニングコストや家電、消耗品などを全部足したものだということです。普通の家でも、エコハウスほどの変化はないとしても、断熱や空気の質によりランニングコストや暮らしに必要なもの(=すなわち家にまつわる悩み)が増えたり、減ったりします。
住むところを快適な環境にすることは、実は、経済的でもあります。
自分の家に手が加えることができるなら、一時的にお金がかかっても、しっかりと断熱リフォームすることで、快適になるだけではなく、毎月の光熱費が減ったり、必要なものが減って、少しずつ投資した分を取り戻せるようになります(光熱費について詳しくはこちら)
住む場所を選ぶのが大事なのは、賃貸でも同じです。自分の家は冬寒くて夏は暑い!という人は、次に引っ越す際には、毎月の家賃だけでなく、その環境(断熱やつくりなど)も見てみましょう。できるだけスカスカでない家(暑さや寒さが厳しいときに見に行くと分かりやすい)を選べば、快適度がアップするだけではなく、ランニングコストや必要なものが減って、少し家賃が高くても、総合的にお得になると思います。
まさきさんも経済面から見たエコハウスについてと言う記事を書いてますので、読んで見てください。
この家で欲しくなったもの
余談ですが・・・エコハウスに住んで不要になったものが多いのですが、逆に欲しくなったものがあります。
それは、トロピカルフルーツの木!
冬でも基本的に20°Cくらいあって、家を長く不在にしても15°C以下にならないということは、家の中でパパイヤやマンゴーが育つかもしれない!!!そのうち苗を買って実験したいと思っています!
いつかブログで実がなったという報告をするかもしれません。お楽しみに!
最後のオチの部分についてですが、屋内(窓際)で植物を育てるのは可能ですか。
窓ガラスのg値が小さく、太陽光をあまり通さないので、植物の生育には不利のように感じます…
植物によると思いますが、可能だと思います。窓は日光が結構入るんですよ。すでに置いてある植物は通常なら冬は枯れているはずですが、活き活きとしているので。