
暖房登場!
こんにちは!
10月後半から、わが家に暖房器具が登場しました。
最初に登場したのが、オイルヒーターのデロンギさんです。
高断熱高気密のエコハウスは、外気温の影響を受けにくいつくりになっています。川越でも最近は朝晩の気温が2℃とか4℃くらいになるときが増えましたが、室温は20℃〜17℃前後を保ち、それ以下になることはなかなかありません。それだけでも十分すごいことなのですが、ぼくは寒がりなのでリラックスして過ごすには23℃くらい欲しい!
そこで、隠し持っていたデロンギを付けることにしました(^^)。
オイルヒーターの知られざる盲点とは?
オイルヒーターというのは、器具の中に入っているオイルを電気で温めて循環させることで暖房するものです。このオイルヒーターですが、メリットとデメリットがとてもはっきりしています。一般的に言われるのはこんなことです。
メリット
・触っても安全
・空気がきれい(乾燥しない&汚れない)
・燃料補充が不要
デメリット
・すぐには暖かくならない
・待ってもじんわりしか暖まらない
・電気代がとにかく高い!
確かに間違ってはいません。
でも、かつて住んでいた都内のアパートで使ったときに、一般的には説明されないけどいちばん重要な事実に気づきました。それは、
◆断熱性が高くない「日本のふつうの家」にはまったく向いていない!
ということでした。
もともと高断熱高気密の住宅で機能するようつくられている器具なので、断熱スカスカの日本の典型的なアパートで使ったときに、本当にまったく暖かくならないのに、電気代だけ10倍位に膨れ上がるのです。一応「省エネモード」とかがついているのですが、何の役にもたちません(笑)。
電気をバカスカ食べるだけのモンスターです!半月くらい使った後、あまりの効果のなさと電気代の急上昇に恐れおののいて、それ以降使っていなかったというわけです。
それなりに良いものを売っていて、よく使わせてもらっている通信販売の雑誌なんかにも「デロンギいいですよ〜」なんてことが書いてあるんですが、あれでコメントしている人たちは高断熱の家に住んでいるんでしょうね?たぶん。ぜひとも「日本の普通の家ではまったく役に立ちません」という注意書きをしてほしいと思います。
で、そのモンスターをこのエコハウスで使ってみたらどうなるか、またしてもおそるおそる試してみました。
エコハウスではあったかい?
まずは強モード(1500W)にしてみると、機器の周辺はすぐに暖かくなりました。うちのリビングは吹き抜けもあったり玄関や階段への空間も仕切られていないので、デロンギ1台で温めようとすると空間的にはかなり広いのですが、それでも30分位するとじんわり温度が上がってきます。
18℃台だった室温は、30分で1℃、1時間で2℃上がりました。ぼくが望んだ22℃台になるまでは2時間くらいかかりましたが、その後は中モード(800W)に切り替えました。夜は8時から12時位までつけていて、朝まで温度があまり下がらないので朝も快適です。この家はちょっとだけ熱源があるとその熱が抜けずにとどまるので、比較的すぐに温度が上がりしかもその温度を保ちやすいんですね。
「エコハウスだったら、デロンギって使えるんだね!」ということをやっと実感できたことは収穫でした。
いままでデロンギについてネガティブな話をしてきたのですが、
まとめると、以下のようなスタイルだとデロンギは十分機能すると思います。
・高気密高断熱の家
・寝室など小さな間取りの部屋で使う
・小さい子どもがいる(やけどしない、きれいな空気や乾燥しないといったメリットを活かせる)
そのうえで、気になるのはやはり電気代です。10月の終わりに電気代を確かめると、5500円(それぞれ、太陽光発電による自家消費分は除く)です。ほぼ月の半分はデロンギを使っていて、その前の月がだいたい2800円くらいだったので、デロンギを使ったことで電気代自体は倍くらいになりました。
1軒屋の暖房代としてはたいしたことはないかもしれませんが、効率よく省エネしたいぼくとしては、やはり「電気代モンスター」といつまでも付き合っているわけにはいきません。
暖房の最終兵器!
そこで、最終兵器エアコンの登場です。詳しくは後日お伝えしますが、さまざまな暖房器具の中で、最もエネルギー効率が良いのはダントツでエアコンです。もっともうちは2階にはすでにエアコンがついていて、夏はこれ一台でまったく問題なく家中涼しく過ごせました。でも暖かい空気は下には降りてこないので、2階のエアコンで1階を温めることができません。
低燃費住宅では、2階建ての1軒屋でエアコン一台で過ごせるというのを売りにしているのでちょっと悪いかなとも思ったのですが(笑)、でも夏は上のエアコン、冬は下のエアコンで出力的には1台で過ごせればそれでも十分じゃないかと思うんですよね。
いろいろ調べて、温風が直接人の体に当たりにくいダイキンのエアコンをチョイスして設置しました。これを弱く付けるだけですっごく暖かくなったので大満足、もちろん電気代も下がるはずです。これでバッチリのはずだったのですが、実はこれでは万事解決とはいきませんでした…。つづく