高橋さんちのKOEDO低燃費生活

わが家エコハウスの兄弟モデルハウスを取材しました!

わが家エコハウスの兄弟モデルハウスを取材しました!

少し前に、仙台にあるエコハウスのモデルハウスを取材しました。このエコハウスはわが家を建てた工務店が2019年に建てたもので、わが家とは6歳違いです。基本的な作りは同じなので、兄弟を訪れるみたいですね。早速、どんな家だか見てみましょう!

まずは外観から。わが家と同じ外付けブラインドが見えます。高気密・高断熱の家では、日射が家の中に入ってしまう前にカットすることはとても重要です(詳しくはこちら)。

ぼくが憧れている木製のドア。分厚い!そして格好いい!わが家のドアより性能がいいですね。というのも、わが家が建てられた当時としては性能が高いものを選んだとのことでしたが、今と比べるとこのような高性能のドア(や窓)のオプションはほとんどありませんでした。断熱の世界もどんどん進化していることがわかります。

では家の中へ。ここは玄関です。奥にあるスクリーンの中には換気装置が入っています。

この家でわが家と大きく違う部分は、換気装置がダクト式ということです。ダクト式とは、空気の出し入れを1箇所で行って、それをダクト(気体を運ぶ管)を通して全ての部屋に運んで換気をすることです。ちなみに我が家はダクトレス(詳しくはこちら)を使っています。どちらも違った特徴があります。

こちらの階段はとてもおしゃれです。でも、ぼくはよく寝ぼけたまま階段を降りたりするので、油断するとたぶん落ちます(笑)。

ちなみに、この家の床はオークの無垢材です。「なぐり加工」といって凹凸があり、歩くとなんだか心地いいですね。壁の漆喰はわが家と同じものです。高気密・高断熱の家は、内部で使うものが自然素材であることも大事です。高性能な樹脂サッシ+トリプルガラスの窓も同じです。

こちらがリビングです。

おや?下から覗くと天井に隙間が見えます!

これは注目ポイントですね。2階に行ったらチェックしてみましょう。

造作の壁にはかわいいタイルがはめ込まれています。

2階に進みます。廊下のカウンターデスクです。

コロナ禍で在宅になっている人や、将来追加でデスクが必要になるかもしれないと考える人も多く、最近人気のようですよ!

このような家では「吹き抜け」が家の中心になっていることが特徴です。吹き抜けにある、この小窓も人気だそうです。ここから顔を出したりできます。

これは上から見たリビングの様子。この家では、1階と2階の間にあるエアコン1台で冷暖房をしています。

このあたりでは、冬はもちろんマイナスにまで下がるのですが、この家ではエアコン1台で少し暖房をかけておけばまったく問題なく裸足で過ごせるとのこと。暖かい空気は上に上がるので、エコハウスでは1階に1台あれば十分なのです。これはぼくの体験からもよくわかります。

そして、もちろん夏の暑さにも強い!今回、このモデルハウスを訪問した8月末はまだ暑く、仙台とはいえ昼間は30度を超えていましたが、室温は快適でした。

ただ、マニアとしてちょっとだけ気になったのは、エアコンが1階のみなので、2階が若干気温が高めだったこと。もちろん、それでも蒸し暑いということはなく、一般の家で1階のエアコンだけを動かした場合の温度差とは比べ物にはなりません。

基本的に暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へと流れます。そのため、冬の暖房は上に上がりやすいのですが、1階のエアコンから出る冷気は上に上がりにくいのです。実際に人が住む時には、2階にも小さめの出力のエアコンが一台あればより快適になるかなと思います。

実際、わが家で2階のエアコンが故障したときに、1階のエアコンで冷房をしてみた体験があります。こちらの記事をぜひ参考にしてください。

上から見るといえば・・・先ほどの隙間!

隙間だらけの道!でした。風通しのためかな?と思ったけど、ダクト式でそこまで通気する必要もないので、これはスリルのためか(笑)?通らないと2階ではトイレにいけません。恐る恐る足を進めましたが、慣れてくると面白く感じます。ここを訪れる子どもたちにも人気だそうです。

最初に玄関でダクト式換気装置が出てきましたが、わが家にない、この家の大きな特徴は、防音の仕組みです。

これは防音ルームです。ドアも防音されていて、長時間ドアを閉めたままにしてもダクト式なので換気がされます。ドアを閉めると何も聞こえません!ちなみにトイレや寝室のドアも防音。これはいいな〜と思います。

わが家のようなダクトレスの場合は、できるだけ開けっぱなしにして、空気を流す。すなわち、間取りや使い方によっては他の部屋の音がよく聞こえることもあります。ぼくたちは不便ではないですが、家族の生活パターンが大きく異なる場合や、部分的に音をシャットアウトしたい部屋がある場合は、このような仕組みがあるとすごく便利ですね!

わが家は、建築からすでに8年が経ちました。今回、このモデルハウスを訪問してみて、性能に関わる大事な部分は、何年経っても変わらないことを改めて実感しました。シンプルでよいものは、長く使われるということですね。

なお、仙台などの寒い地域では、このような家が広がれば冬の暖房エネルギーは大幅に少なくすむし、さらに一年中裸足で過ごせるほど快適になります。また、以前は夏にエアコンが必要な日は少ないようでしたが、この数年は蒸し暑い日が多く、仙台でも断熱の効果やその必要性を感じやすくなっているとのこと。ぜひこれからも高性能なエコハウスが広がっていって欲しいと思います。

見学リポートでした!
おわり

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