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建築エキスポでお薦め省エネグッズを発見!

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建築エキスポでお薦め省エネグッズを発見!

先日、東京ビックサイトで開催された「ジャパンホーム&ビルディングショー2018」に行ってきました。住宅やマンションなどで使われる建材やインテリアなどを、さまざまなメーカーが所狭しとブースを並べて紹介する展示会です。今回は、その中でぼくが気になった窓まわりの建材と高気密高断熱住宅用の換気装置を紹介します。

同じペアガラスでも違いは歴然

まず注目したのが、リクシルのブースで目にした窓の性能の違いを伝える2つの箱でした。1つは、中に白熱球が入ったボックスです。箱の側面にはそれぞれ、シングルガラス、ペアガラス、そしてLOW-Eのペアガラスという3種類が貼られています。LOW-E のガラスは、ガラスの表面に金属がコーティングされたもので、通常のガラスよりも熱のロスが少なくなっています。さらに2枚のガラスの間には、空気よりも熱伝導率の低いアルゴンガスが入っているので、通常のペアガラスに比べてとても断熱効果が高いものになっています。(LOW-Eガラスの中には、アルゴンガスなどが入っていないものもあるので、注文の際はカタログなどで確認してください)。

さて、それぞれの面に手を当ててガラス面が熱いかどうかを確かめました。シングルガラスは、ガラス面を触らなくても手を近づけただけで熱くなっているのがわかります。ペアガラスは触ることはできますが、熱は伝わってきます。そしてLOW-Eのペアガラスは、まったく熱くありません。同じペアガラスなので、見た目では区別がつきませんが、LOW-Eかどうかでまったくレベルが違うことがわかりました。

もうひとつの箱は、同じように3面にガラスが貼ってあり、中には氷水が入っていました。結果はひとつめの箱と同様に、シングルガラスはキンキンに冷たく、ペアガラスはそれなりに冷たく、そしてLOW-Eのペアガラスはほとんど冷たくありません。

よく「断熱すると冬は良いけれど夏は暑くなる」などと思っている人がいるのですが、それはまったくの間違いで、夏でも冬でも大きな効果があることが体感できるよい展示でした。

低コストでできるマンションの窓交換

リクシルのブースでもうひとつ気になったのが、窓の交換がしにくいマンションに設置できる新しい窓です。マンションでは外観を変えられないので、基本的には窓そのものを変更することができません。また、たとえ全棟で窓を変えるとなった場合でも、サッシの外枠ごと交換すると外壁を壊す工事をしなければならず、コスト上昇や工期の長期化が懸念点となります。

ブースでは、既存の窓枠はそのままに、一回り小さな窓を設置するスタイルの商品を発見しました。それにより壁を壊さずに設置することができます。またペアガラスにしたり、サッシを内側だけ樹脂サッシにするなど、性能を上げることができます。

本当は、内側だけではなく外側も樹脂製にしてもらいたいのですが、高層階では耐久性や法制度などの問題で、まだ使える樹脂サッシがほとんどないのが現状です。ちなみに、マンションでは外側は共用部となっており、このようなリフォームは1世帯だけで行うことはできません。しかし、マンションの大規模改修を検討する際には、コスト、工期、性能のバランスを考えて、このような選択肢を考えてもよいのではないかと思います。同様の製品は、窓メーカーのYKK APでも扱っています。

「マンション全体の改修の予定がないが、自室の窓を高断熱化したい」という場合は、樹脂製の内窓を設置するのが一番です。窓を二回開ける手間はかかりますが、断熱性能はこちらの方が高くなります。

手軽に断熱できるハニカムスクリーン

次に注目したのは、さまざまな種類のハニカムスクリーンを扱っている「セイキ」という会社のブースです。窓の内側に蜂の巣構造の布スクリーンを吊るすタイプのこの製品は、通常のカーテンと違って間に空気層があるので、断熱効果は高くなります。この会社で扱っているハニカムスクリーンは、空気層が一般的なシングルタイプではなく、ダブルになっているのでより高性能です。

断熱効果だけで言えば、LOW-Eペアガラスを使った樹脂サッシの内窓を設置した方が上ですが、価格はハニカムスクリーンの方が安価で、工事も不要といったメリットがあります。手軽に断熱したいという方は、まずこちらを設置するという選択肢もありではないでしょうか。そしてもしコストが許すなら、内窓とセットで導入することで、かなりの断熱性能を期待することができます。

今回の展示では、カーテンのように吊るすだけのスクリーンだけでなく、側面に断熱レールを取り付けて、より気密性を高めた製品も見ることができました。このタイプは隙間から入る冷気が和らぐので、ぼくとしてはこちらをお薦めしたいと思います。LOW-Eペアガラスの樹脂サッシと、この断熱レール付きのハニカムスクリーンとを組み合わせれば、窓の「熱貫流率」というエネルギー性能が1.37という数値になり(カタログ値)、ドイツが窓に求める基準値(1.3)に近づきます。

「ヴェントサン」の気になる新商品

最後に訪れたのが、わが家についているドイツ製のダクトレス換気装置「ヴェントサン」を販売をしている会社、「エディフィス省エネテック」のブースです。その換気装置についているファンが新しいタイプになりました。ファンが2枚になり、音が静かになった上に熱交換率が上がっています。

以前の記事で説明したように、わが家の換気装置は外の冷たい空気をそのまま入れるのではなく、蓄熱エレメントを通じて少し温められて入ってくるので、室内の温かい空気が冷めにくいのです。今回出会った新しい2枚羽のファンでは、その熱交換の効率が上がったので、換気口からより温められた空気が出てくるとのことでした。ヴェントサンの長所は、部品がそれぞれ独立していて組み立てやメンテナンスも自分でできることです。そのためファンだけ交換することも簡単です。実機を見て、わが家でもいずれ導入してみようかと思いました。

このブースでもうひとつ気になった製品は、一般の家庭でも設置できる換気扇です。北欧スウェーデン製で、温度・湿度・照明・人感の4つのセンサーが内蔵されています。センサーで室内の状況を感知して、適切なタイミングで適切な量の換気を自動でしてくれるということになります。スマホのアプリで換気量などを設定することもできるので、冬に部屋の空気が寒い場合は停止したり、暖かければ動かす設定にすることも簡単です。北欧だけあって、デザインも格好いいですね。こちらは浴室やトイレなどに設置するのが良いかもしれません。

エキスポでは、他にも書ききれないくらいたくさんの驚きと発見がありました。省エネ、断熱の技術や製品は日々アップデートされているなと実感することができました。それではまた!

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