
今日は、久しぶりに私の好きな洗濯について書きます。
というのも、うちを訪れる人たち、特にエコハウスを建てようかと検討している人たちから、エコハウスでの部屋干しについて必ず聞かれるからです。
「どうやって洗濯物を干しているのか?」「部屋干しの臭いはつかないのか?」「どれくらいの時間で乾くのか?」「梅雨時でも乾くのか?」「やっぱり信じられない!本当に乾くの!?」といったような質問です。

私たちもエコハウスに住むまでは同じような疑問を持っていて、少し心配もしていました(特にまさきさんが)。みんな考えることは同じですね。
実は、エコハウスに引っ越してすぐの頃に「毎日が洗濯日和」を書きましたが、(自分でいうのもなんですが)今読み返して見ると、引っ越す前の洗濯の悩みと引っ越して体験した驚きが入り乱れていて、エコハウスではどうなのかがイマイチわかりにくい(笑)!

そんなわけで、今日(こそ)は、よくある質問にひとつずつ答えて、エコハウスと洗濯について、しっかり整理したいと思います。
どうやって洗濯物を干しているのか?
私たちは基本的に家で暮らして、仕事もしているので、洗濯物をする時間は決まっていません。
そのため、種類ごとに1回分になったら、
洗濯機を回す→洗濯が終わって「ピーっ」と鳴ると、まさきさんは仕事をしていてもまるで「パブロフの犬」のように反射的に取りに行ってカゴに入れる→手が空いている方が干す
という感じです。天気、時間などは関係ありません。

干す場所は、最初はベッドの上に設置した折り畳み式の物干し竿だけでしたが、シーツを洗ったり、衣替えをしたりする時に一度にたくさん干せるように、しばらくして、たくさん干せるラックを入手しました。今では廊下で主に小さい洗濯物を干しています。

また、スペースが足りない時と、タオルケットやシーツなど大きいものは、オフィスのハシゴが大活躍です。

この3カ所で一度に干しても、どの場所もスッキリ乾きます。
部屋干しの臭いはつかないのか?
つきません!部屋干しの臭いは、濡れている状態の洗濯物で雑菌が繁殖をしていることが原因です。逆にいうと、きちんと乾けば臭いはつかないということです。
エコハウスでは外の湿気の影響を受けにくいことや、空気が循環していることで、季節、時間、天気などを問わず、一定の時間で安定して乾くので、臭いがつく心配がないのです。また、わが家では壁に調湿効果のある漆喰が塗られているので、その効果もあるのではないかと思っています。
どれくらいの時間で乾くのか?
ざっくりですが、うちでは、普通の洗濯物は干してから1/4日(6時間)経っていれば安心して畳んでしまうことができるくらいだと思います。冬はもっと早く乾き、湿度が高い時期はもう少しだけ伸びる時もあります。
朝干したらおやつの時間の後、午後干したら夜寝る前、夜寝る前に干したら朝起きた時、といった具合です。

うちの場合、家の中の湿度は年間を通して40〜70%くらいで、洗濯を干すところはどこも、換気装置の空気が循環しやすい場所になります。
なお、エコハウスの中の湿度や間取り、内装材など、他の要素も関係するため、すべてのエコハウスがわが家と同じ時間で乾くわけではないと思いますが、一般的な住宅よりは遥かに乾きやすく、また臭いもつかないはずです。
梅雨時でも乾くのか?
もちろんです!これは、梅雨でも、雨が続く日でも、基本的に普通の部屋の湿度が70%を超えることがないからです。多くの場合は60%以下ですね。(お風呂に入った後の脱衣所などは、一時的に超えるので、しっかり換気して湿気を逃します。)
一般的な家では、外で干しても、家の中で干しても、外気の湿度の上下によって乾きやすさが変わりますが、エコハウスの中は、よい意味で季節感もなく(詳しくはこちら)、天気や温度が変わっても、洗濯物はいつも同じように乾くのです。
それで、本当に乾くのか!?
本当に乾きます!洗濯物を外に干す必要がないので、ベランダをまったく活用できないままになっています。(詳しくはこちら)。
ただし、注意点があります。ここまで書いたのは、ほどよい湿度の空間に、空気が流れている状態で、洗濯を干している、うちの例です。
例えば、脱衣所など、湿度が上がりやすい小さい部屋、または空気が流れにくい場所に大量の洗濯を干せば、もちろん乾きにくくなります。ですので、どこで干すかはとても重要です。
もし、小さいスペースで洗濯を干すことにした場合は、逆に締め切った状態で、除湿機や乾燥機を使い、ギュッと湿気を集めて乾かすという方法もあります。また、どうしても空気が流れにくい場所の場合は、サーキュレーターなどを使って意識的に空気を流すという方法もあります。
ここまで、洗濯に関するよくある質問に答えました。参考になれば幸いです!