エコハウスに暮らしはじめてまもなく5年になります。この家に引っ越して1年弱の頃、「エコハウスでは、どれだけ掃除が楽になるのか？」という記事を書きました。

当時は、家の中にホコリが溜まりにくいから床掃除が楽、湿気の多い季節でもカビが生えにくいからお風呂掃除が楽、といったことが新鮮でした。今もそれは変わっていないのですが、今の暮らし方が日常になり、「驚き」が「いつも通り」になりつつあります。今日はそれからさらに4年経った、高橋さんちでのお掃除がどんな感じなのか、そして時間が経って分かったことをレポートします！

やっぱりホコリは溜まりにくい

そろそろ、前に住んでいた場所でどれだけホコリが溜まりやすかったか、記憶が曖昧になってきました…。が、やはり大きな違いは、エコハウスでは、どこか（窓枠とか）をしばらくぶりに指でぴゅーっとなでても、大してホコリがつかないこと。そして、そのホコリが黒くない！

ですので、数年経っても、まさきさんが床を掃除して、私が上の方（ホコリが溜まる棚の上、窓枠など）の拭き掃除を時々する、というスタイルは変わっていません。

まさきさんが熱心に床掃除をする姿は見慣れましたが、ホコリが溜まっているというより、まだ仕事に取り掛かるモードじゃないときに、現実逃避のために掃除を始めているんじゃないかと思うこともあります（本人曰く運動も兼ねているそうです）。

大掃除はそれほど大きくない

年末に、大掛かりな大掃除をするのが以前の高橋さんちの恒例行事でしたが、エコハウスに引っ越してからは、大掃除でやることがずいぶん減りました。いつもは触れることのない場所（梁など）や、気分的に一年に一度くらいはキレイにしたい（玄関のたたきなど）場所を掃除するだけです。年末は何かとバタバタするので、これが意外とうれしい！

洗剤が本当に減らない

前回の掃除についての記事で、うちの洗剤を身体や環境によいものに変えたと書きましたが、掃除の回数も少ないし、一度にほんの少ししか掃除用洗剤を使わないので、実は、あのときに買ったものをまだ使っています。

左から、トイレ、お風呂、その他色々用で、まだ半分以上あったりします。無垢の床に汚れがついたときはユーカリスプレー（写真なし）も時々使いますし、用途に応じて重曹やクエン酸なども使いますが、いわゆるお掃除はこれだけです。自然派洗剤は通常の洗剤と比べて高めですが、これだけ持つならお財布にも優しい。安心して使えます。

高いところの掃除には注意！

うちのようなエコハウスには、吹き抜けがある場合が多いですが、うちの場合、吹き抜けに設置されたファンや窓、傾斜のある天井の高い位置に設置されたエアコンは、なかなか掃除が大変です。

これは掃除の仕方だけの問題ではなく、間取りも大きく関係しているので、これから家を建てようと思っている方は、例えば、2階フロアから吹き抜けのファンに掃除道具が届くような間取りにするなど、掃除のことも考えて、計画することをお勧めします！

掃除が不要な家ではありません

時々、勘違いされるのですが、エコハウスはホコリが溜まりにくいからと言って、掃除不要のミラクルハウスではありません。頻度は少なくても、掃除はする必要があるし、エコハウスの特性に合わせた掃除の仕方や住まい方に切り替えることが重要です。例えば、蒸気が多く発生する浴室は一歩間違えると、カビが生えやすくなるかもしれないので注意です（詳しくはこちら）。

エアコンはしっかり掃除すべし！

例えば、うちのような高気密の家では、カビの大発生は特に避けたいところです。そこで、ピンポイントでしっかり掃除をするべきは、エアコンです。

エアコンはお手入れをしないと、あっという間にカビの巣窟になりますので、注意が必要です！自動お掃除機能がついていても、掃除は必要だし、さらに、プロにお任せするとキレイになります！（わがやのエアコン掃除についてはこちら。）できれば半年に一度、少なくとも、1年に一度は自分でフィルターのお掃除などを行い、さらに2−3年に一度は業者さんにお願いするのが良いと思います。

外はやっぱり掃除しない

前回と同じオチですが、引き続き、外の掃除（外付けブラインドなど）はほとんどしていません。目の前が幹線道路といううちの立地では、家の外の掃除をしてもすぐに汚れてしまうからです。

そんなこんなで、わが家の掃除の仕方は以前と変わらず、それほど熱心に掃除しなくても、キレイに保つことができています。普通の家と比べて、エコハウスではお掃除が格段に楽だということは、改めて言えると思います！

今日はここまでです！