高橋さんちのKOEDO低燃費生活

エコハウスには要らなかった家のパーツ

エコハウスには要らなかった家のパーツ

エコハウスでの越冬も今年で4度目です。私たちの住まい方も段々と板についてきました。気密と断熱がしっかりとされているため、どんなに冷え込んでいる日でも、12畳用のエアコン1台を弱く動かすだけで、家の中はどこに行っても同じ温度で過ごすことができます。

そんなありがたみを感じながらも、人間というのは段々と欲が出てくるものです。

モデルハウスだったこの家に、ご縁があってたまたま暮らすことになった私たちは、間取りやパーツなどを自分たちで決めて建てたわけではありません(その経緯はこちら)。そのため「ここはこうだったらいいのになぁ」「あそこがああだったらなぁ」と思う部分もあります。

自分たちのライフスタイル次第というものもありますが、エコハウスならではのポイントも結構あるのです。というわけで、今日は主に、「うちにあるけど、なくてよかったもの」を集めて一挙公開します!ご笑覧ください〜。

玄関脇のオシャレなドア

まずは、私の「お気に入り」だけど使い道ゼロのドアを紹介します。これは、玄関から上がってすぐのところにある、リビングに向かうところにあるドアです。木でできていて、メラメラしたガラスが入っていて、とてもカワイイ。そして普通のお宅では、リビングに入るとき必ず閉めるドアだと思います。

でも、うちのようなエコハウスは玄関のドアからロフトまで温湿度がほとんど同じ。そして、それを保つためには家中のドアを開け放しておくのが基本です。

ですので、自分たちが閉めるのは桟を掃除する時だけ。時々、お客さんが丁寧に閉めてくれるのですが、また開けてもらうようにお願いしなければなりません。

玄関ドアのオシャレな窓

意外と盲点なのがココ!この家が建てられた当時、トップクラスの性能だったという玄関ドアですが、このミニ窓は曲者です。家中の窓はトリプルガラス(ガラスが3枚)ですが、ここだけ2枚!冷気も暖気も入りやすい。うちの一番の弱点と言えるでしょう。

何かで埋めようかと真面目に思ったこともありましたが、思いとどまりました。現在作られている高性能なドアはこれよりずっと性能が高いので、こういう窓はないでしょう。

異様に幅広い廊下

お客さんが階段を上って最初に見て驚くのが、この「廊下」です。細長くなくて、階段周りも入れると長方形で、ほぼ部屋です。

どうしてこんなに広いかというと、この家がモデルハウスだった時、今本棚になっている部分が建材の展示スペースだったからです。

私たちが暮らし始める時に、片側に本棚、反対側に収納棚を置いてやっと廊下っぽくなりました。あとは洗濯物を干すスペースとしても使っていますが、ここが部屋だったらもっと有効活用できたのに、と思うこともあります。

空気を流すための(だと思われる)壁の穴

先ほども書きましたが、うちのようなエコハウスでは、空気が家中をふんわりとめぐっていることが大事です。

多分、空気が流れやすくするためだと思いますが、2階のオフィスと廊下、廊下と寝室の壁に、大きな穴が全部で3つついています。

確かに空気は流れやすいですが、ついでに音も光もよく出入りするので、なくてよかったかも・・・。私たちは問題ないですが、家族が多かったら大変だったかもしれません。ちなみに、取材で色々なエコハウスを見に行きますが、こういう穴は見かけません。それでも十分各部屋が快適なので、なくても問題ないはずです。

大掃除をするだけのベランダ

究極はこちらのベランダ。ベッドルームだけでなく、その奥の吹き抜け部分まで細長〜く続いていますが、我が家は外が大通りで、空気も悪く、使い道が全くありません。洗濯は部屋干し(詳しくはこちら)で問題ないし、家の中の方が環境がいいので使う理由がありません。外に出るのは1年に1度、大掃除の時にベランダと窓を大掃除する時だけです。今は大掃除直前なので汚くてすみません!

本当はこの部分が全部家の中だったらいいのに・・・と妄想しますが、それはムリ。ということで、何かいい使い道ないかなぁ、と思うのですが、空気も悪いし、暑いし寒いので、4年目になってもいい案が出てきません。

番外編として・・・

若干中途半端な高さのロフト

このロフトは私が立って首を90度曲げるとちょうどハマるくらいの高さです。まさきさんは立てません(笑)。立って何かをするには低すぎる。物置には大きすぎるし、ハシゴで荷物を持って上り降りはキツイ!

元々ここは、モデルハウスの時に「真夏でも天井暑くないでしょ?」と見せる場所でした。確かに真夏でも下とほとんど温度が変わらない。そんなわけで、このスペースはお客さんの布団の保管場所、だけではなくてお客さんが実際に寝るところ(!)になっています。でも、真夏でも本当に快適に眠れるんですよ(詳しくはこちら)。そういう意味では役に立てていますね。

結露(?)するポストのアクリル板

これは家の外なので、まさに番外編ですが、ポストについているアクリル板が雨のせいか、湿気のせいか、よく水滴だらけになります。家の外ではありますが、カビが心配です。この板もいらないんじゃないかと思います。

これまで色々紹介してきましたが、うちの中をもっと見たいという方は、こちらからツアーをしてくださいね。また見取り図はホームの一番下で見られます。

一般的に、家を建てた人が後から不満に思うことは、温熱環境や音の問題が多いです。そういう意味では、今回紹介したポイントはとても小さいことですね。

でも、誰かにシェアしたかった!そして、もしかするとこれから家を作る人の役に立つかもしれない!!ということで、書かせていただきました。

あー、スッキリした。それではまたね。

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