高橋さんちのKOEDO低燃費生活

エコハウスでは「住まい方」を変えるべし!そのココロは?【前編】

エコハウスでは「住まい方」を変えるべし!そのココロは?【前編】

まだ5月だと言うのに、暑い日が続きますね!今年の夏本番がちょっと心配です。さて、これまでも紹介してきましたが、高気密・高断熱のエコハウスでは、しっかり省エネをしながら、夏涼しく冬暖かい生活ができます。でも、「住まい方」が従来の家とちょっとだけ異なります。

そのため、これまでの家と同じ住まい方をしてしまうと、せっかくの性能が発揮されないケースも出てきます。大事なことは、今までの暮らしでは当たり前だった常識を、住まいに合わせて変える必要性があるということです。

では、エコハウスだと住まい方は具体的にどう変わるのか、主なポイントを紹介します。なお、それぞれのポイントについて詳しく書いた他の記事へのリンクをつけていますので、興味を持ったらぜひリンク先の記事も読んでみてください。

高気密・高断熱の家のコンセプト

まず、前提として、僕たちが「エコハウス」と呼ぶ、高断熱・高気密の家のコンセプトを紹介します。このような家は、壁や屋根、床などが厚い断熱材に覆われ、隙間も少なく施工されているので、外気温の影響を受けにくい仕組みになっています。

魔法瓶をイメージしてもらえれば良いかと思います。魔法瓶は、外が暑くても中の水を冷たく保ったり、外が寒くてもお湯を温かく保ちます。それと同様、エコハウスは室内環境を夏は涼しく、冬は暖かく保ちます。

でも、ただの魔法瓶だったら息苦しくて人は暮らせません。適切に換気することも必要です。エコハウスでは、フィルター付きの換気装置を通じて新鮮な空気が常に出入りしているため、通常の家よりも効率的に換気されています。

わがやのダクトレス式換気装置「ヴェントサン」

我が家で使用しているような第1種換気装置の場合は、熱交換(温度調節)もしてくれるので、24時間換気を続けていても室温の変化はわずかしかありません。(家の中が暑苦しくも息苦しくもない理由はこちら

家の中はできるだけ開け放つ

通常の家の場合、冷暖房を使う際は部屋を細かく仕切って、人がいる部屋だけを温めたり冷やします。これを間欠冷暖房と言います。でもエコハウスの場合は、外気の影響を受けにくいので、逆に家の中の仕切りをすべて開け放つ方が、効率よくすべての部屋の温度や湿度を均等にすることができます。これを全館冷暖房と言います。

エコハウスではない普通の家で、全館冷暖房をしようとするとたいへんな光熱費がかかりますが、エコハウスの場合、外に抜けていくエネルギーが少ないので、家全体を同じ温度にしてもあまり光熱費がかかる心配はありません。エコハウスの多くでは吹き抜けなど大きな空間が設けられていますが、暑さや寒さが問題にならないのは、そのような理由からです。

繰り返しますが、エコハウスの中ではできるだけドアなどを開け放ち、空気を循環させるのがポイントとなります。廊下もキッチンも、ロフトも、できるだけ開放して空気を流すのが良いでしょう。

空気が循環しにくい部分があれば、サーキュレーターなど活用します。そうすることで、最小限の冷暖房エネルギーで、家全体が適温になります。

わがやでは、トイレやお風呂も、使っていないときは空気が流れるようにドアを半分ほど開けておきます。普通の家では、冬には部屋に入ると廊下側のドアを閉めるのが普通です。また、トイレは常に閉め切っておく習慣があると思います。

でもエコハウスの場合は、逆に締め切った部屋があると、そこだけ暑くなったり寒くなったりしてしまう原因になってしまうので気をつけたいところです。

家の中は開け放ちますが、逆に年間を通して窓はほとんど開けません。

そう言うと驚くと思いますが、窓を開けることで外気の影響をもろに受けてしまうデメリットが大きくなるからです。

例外として5月や10月など(いまの時期ですね)、外がさわやかな天気の場合などは窓を開けても良い日もありますが、基本的には、通風よりも換気装置の方が効率的に換気できるため、窓を開けることのメリットは大きくはありません。

なお、やがやの換気装置は「ダクトレス式」ですが、パイプを通じて各部屋に空調と換気を行う「ダクト式換気装置」を使用している場合は、部屋を細かく仕切っても各部屋の温度が変わることはありません。

直射日光の遮蔽が大事に

これから夏を迎えます。暑さ対策として直射日光を室内に入れないことは、一般的な家でも大切ですが、エコハウスではより重要です。

エコハウスについてよくある誤解のひとつに、「冬は暖かいけど、夏は暑いのでは?」と言うものがあります。わがやでは、外が40度のときでもお客さんにはロフトで寝てもらっていますが、快適で寝苦しさはありません。

ただし、暑い夏でも快適に過ごすためには、直射日光を入れない工夫が必要です。エコハウスは魔法瓶のようだとお伝えしましたが、その室温を維持しやすいという特性が、いったん熱を取り込んでしまうと逆にあだとなって、なかなか温度が下がりにくくなってしまいます。でも、対策はすごく簡単なのでご安心ください。

直射日光を家の中に入れなければ良い、というだけです。効果的なのは、室内のブラインドやカーテンではなく、すだれやオーニングなどを利用して窓の外で遮ること。室内で防いでも熱はいったん家の中に入ってきてしまいますが、家の外で日射を遮ることで、8割以上の熱を防ぐことができるのです。

このことは、もちろん普通の家でも絶大な効果を発揮します。繰り返しますが、エコハウスが夏に性能を発揮する上では、日射を入り口で防ぐことが欠かせません

・・・とここまで書いたら、すでにこんなに長くなってしまいました。続きは次回に書きたいと思います。月末にアップする後編では、エアコンの使い方と湿度の調整の仕方について書きますので、ぜひご一読ください!

それではまた!

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