高橋さんちのKOEDO低燃費生活

エコハウスでのエアコンの使い方【寒い時期編】

エコハウスでのエアコンの使い方【寒い時期編】

なかなか秋が来ないと思ったら、一気に寒くなりました。それでも朝晩はそれなりに冷え込んでいましたが、日中暖かいので、わが家では1日の最高気温が20℃以下、最低気温も10℃以下という日が続くようになった11月後半まで、エアコンはほぼ使わずに、家の中すべてが22℃を下回ることがありませんでした。

わが家を訪問する友人や家族によく聞かれるので、今日は寒い季節にどのようにわが家エコハウス(高気密高断熱の家)でエアコン(暖房)を使っているのか、解説したいと思います。

わが家には、1階のリビングに1台、2階の廊下に1台のエアコン(ともに家庭用の10畳用)があり、夏と冬で使い分けています。ついているのは基本1台になります。

暑さ寒さの体感は人により大きく異なり、エアコンをどれくらいでつけるか、部屋を何度に保ちたいかも違います。15℃くらいにならないと寒くない=エアコンをつけないという寒さに強い友人もいますが、わが家には、自称「世界一寒がり」なまさきさんが住んでいます。

今日説明するのは、そんなわが家で1階にある1台のエアコンで、寒い時期に家全体を22〜24℃に保つという前提での使い方です。

朝〜午前中の使い方

朝起きたら、春〜秋と同じように1日の準備が始まります。先に起きるのは、ゆみとおまめちゃん。朝イチにエアコンは…

つけません!今でも朝起きた時の室温は22℃くらい、無垢材の床の表面温度も20℃以上あります。

着替えたり、朝食を準備したりと色々とやっているうちに、念のため、まさきさんのためにエアコンをつけます。まさきさんは寒がりなので、積極的にエアコンを消すことはほぼありませんが(笑)、私は、ふんわり暖かくなって、温度計を見て1〜2℃上がる頃に消すことが多いです。なお、まさきさんが朝から出かける日は、つけないままのことも多いです。

昼間〜夕方

朝必ずやることのひとつは、吹き抜け窓の外付けブラインドを開けること。天気が悪い日はあまり変わりませんが、晴れている日は、特に午後、直射日光が入ることで、エアコンなしでも温度が少し上がります。

これはエコハウスに限ったことではありません。以前書いた「冬は「日射取得」で家を暖かく!」も読んでみてください。

夕方になり、外が冷え込んできても、家の中の温度に変化はほとんどありません。寒いと感じることはありませんが、暗くなってきて外付けブラインドを閉めたり、家の中の電気をつけたり、という一連の作業の一環として、エアコン(暖房)を入れることはあります。その際、設定温度は23℃で、温度が低めだったら「自動」、それほどでないときは「しずかモード」にします。そうすると、2階やロフトも含め、家の中のどこに行っても22〜24℃くらいを保てます。

また、料理をしたり、炊飯器を使ったり、布団乾燥機をかけたり、お風呂に入ったりすると、それが熱源になり、若干暖まります。冷え込んでくる夜に室温が下がらないのは、料理やお風呂の熱のおかげもあります。なお、水蒸気が発生して湿度も少し上がるため、冬ありがちな過乾燥も防いでくれます。

夕方〜寝る前

ゆみとおまめちゃんは家の中を走り回っているので、まさきさんが外出している日は、夕方、エアコンをつけるのを忘れて、そのまま夜になってしまうことも少なくありません。

とにかく、外気温の変化に気づかないくらい室温が安定しているのですが、そんな日は、まさきさんが帰ってきたときにつけたり、夜、おまめちゃんの寝る準備をするときにつけたりします。夜、寝るときにはエアコンを消して、朝まで基本的に無暖房です。

いつもより室温が低めで、おまめちゃんが寝ている部屋を閉め切っているときだけ、その部屋でオイルヒーターをエコモード、23℃設定にして、2〜3時間つけています。

デロンギなどのオイルヒーターはエアコンと比べて消費電力は多いです。(私たちも以前、断熱なしのスカスカの家でオイルヒーターを使って苦い体験をしました… 詳しくはこちら)。

でも、エコハウス(高気密高断熱の家)ではフルパワーで動かなくてもすぐ暖かくなるので、安全、クリーンな暖房として選択肢になります。

まとめ

つらつらと1日の流れを書きましたが、寒い時期にエアコン(1台)をつけるのは、
7:00頃〜9:00頃(または、まさきさんが寒くなくなるまで。曇りや雨の日はもう少し長く)
↑または、つけない(まさきさんが外出、晴れの場合)
18:00頃〜23:00頃(寝る前にオフ)
という限られた時間です。そして、ほぼ静かモード。これで家の玄関からロフトまで、22〜24℃です。

家全体が断熱材に囲まれて、開口部(窓など)の熱の出入りも少ないことで、このような状態になるわけです(わが家の断熱について詳しくはこちら)が、わが家では、換気に熱交換換気装置ヴェントサンを使っていて、その蓄熱効果により、エアコンを切って換気を続けても温度の低下がほぼない(ゆるやか)なのです。(わが家の換気システムについて詳しくはこちら

なお、これまでの記事でもご紹介しましたが、夏のエアコンは外気温が25℃を超えて湿度が上がってきたくらいから、秋の爽やかな季節(最近あまりありませんが…)まで、2階のエアコン1台をつけっぱなしにします。こちらもほとんど風が出てこない状態で、家の中を25〜26℃くらいに保ってくれます。それでも電気代は毎月5,000円代(←照明や他の家電なども含めた金額)です。なお、太陽光発電で昼間の電気代はほとんどかかっていないのも大きいです。

暑さ寒さが厳しいときには毎日思いますが、断熱の力はすごいです。

断熱トップレベルのわが家は若干極端な例になりますが、いつもまさきさんが言っているとおり、「断熱は裏切らない」ので、どんな家でも断熱レベルをアップすればするほど、その分、快適性や光熱費に表れます。

このブログでもDIYから業者の選び方まで、既存の住宅でできる断熱をご紹介しています。ぜひ、ご自宅の断熱レベルアップを目指してください!

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