高橋さんちのKOEDO低燃費生活

寒さ・暑さで不快を感じる原因は温度ムラにあり!

寒さ・暑さで不快を感じる原因は温度ムラにあり!

家やオフィスで、暖房を結構入れているのに背中や足元がスースーして寒い、逆に頭の方だけ暑くなってボーッとするという経験はありませんか?今日はその原因となる「温度ムラ」についてお話しします!

部屋の中に温度ムラがある状態とは、場所により温度差が発生して均一ではない状態を指します。部屋の上の方と下の方の空気、壁や床、天井などの表面などを含みます。

冬の部屋を想像してみてください。人間は足先から頭まで身体が触れているところの温度が快適な温度、かつそれが一定だと快適に感じます。逆に言うと、空気は暖房で暖かくても床だけ冷たくて足が寒かったり、コタツに入ってポカポカしても背中が寒いと不快に感じます。

よくあるのは、エアコンなどで暖房をした時に、暖かい空気はどんどん上に上がり、冷たい空気は下の方に溜まっている状態。エアコンの設定温度を高くしても、実は足下は寒いままだし、暖かい空気が上に動くことで、隙間から冷たい空気が流れ込んでいる可能性もあります。

まずは、サーモで温度ムラがあるカフェAとムラのないカフェBを見てみましょう。似たような色をしていればしているほど、温度ムラがないということです。

まずはカフェAの写真です。色が様々なのは温度ムラがある証です。上の方は温度が高いのに、足の方が結構低いです。座っていて足の方が寒いと感じる状態です。(そもそも全体的に温度が低いですが・・・)

っていうか、↓床から1メートルのところが12度って、そりゃ寒いはずです。

次にうちと同じ仕様の高性能な建物のカフェB(種明かしをすると、近所にあるCafe & Space Nanawata)の写真です。

暖房は入っていませんでしたが、24〜25度前後でほとんど同じ色、と言うことは窓も、壁も床も全部同じ温度です。ここは季節を問わず、暑くもなく、寒くもない状態です。ちなみに、冬の寒い日に行くと大体、暖房が入っていないのですが、とても快適です。

このように建物自体の気密性・断熱性が高ければ、何もしなくても温度ムラは少なくなります。理想はこれを目指したいところですが、現時点では多くの建物は温度ムラだらけです。そんな中でもできるだけ温度ムラをなくして、快適に過ごすにはどうしたらいいでしょうか?

まずはあちこちの温度を把握します。

部屋の中に温度計はあるかもしれませんが、通常温度計は床から1メートルくらいのところにあることが多いので、足下の温度とは異なります。窓の近く、棚の上なども含め、色々な場所で測りその差を比べてみましょう。(うちがどうやって温湿度計を使っているかはこちら!)

なお温度ムラが大きい場合、小さなお子さんやペットなどは、大人とは全く違った温度の感じ方をしていることになるので要注意です!

温度ムラがある場合は対処が必要です。寒さが入ってくる部分で断熱アイテムを使ったり内窓をつけたりDIY断熱リノベをしたりといった、断熱性能を上げる方法がいろいろあります。でも一番簡単にできて効果的なのは、サーキュレーターを使用することです。暖かい空気が溜まっている上の方に向けて回してください。

空気をかき混ぜると上下の温度が均等になるので、温度計の数値は同じでも快適度はアップします。暖房の場合、上の方だけ温度が上がっていると、下の方はまだ寒いのにエアコンは暖かくなったと勘違いして風量を減らしてしまうこともあり、それを止める効果もあります。

もちろん、これに加えて内窓などの断熱対策をすることでさらにムラが起こりにくくなります。

逆に夏の場合は、冷気が下の方にたまるので、エアコンはいつまで経っても部屋が暑いと判断し、冷たい風を強く送り続けます。これはオフィスなどで27度設定で寒く感じる理由の一つでもあります。空気をかき混ぜれば少し緩和できるかもしれません。

快適に暮らすためには、温度ムラをなくすことが重要です。小さなところでは、空気をかき混ぜるところから、暑さや寒さが入ってくる部分の断熱を強化したり、究極的には住まいを高気密・高断熱にするといったことまでありますが、まずは、場所によって温度差を作らないよう意識することです。

温度計やサーキュレーターなどを活用して、ぜひ試してみてください!

余談ですが、もう間もなく新刊『日本のSDGs−それってホントに サステナブル?』(大月書店)が出版されます。断熱のことも書いてあるので、ぜひ見てみてください!ではまた!

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