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引越しシーズン到来!失敗しないお部屋選びのポイントは?〜賃貸住宅編〜

引越しシーズン到来!失敗しないお部屋選びのポイントは?〜賃貸住宅編〜

もう春ですね!4月以降の新生活に向けて、引越しの準備中の方もいると思います。

そこで今回は、住んでから「失敗した!」と思わないように、引越し先の部屋選びのポイントをお伝えします。今回は賃貸住宅編です。

住んでから不満に思うことは?

賃貸は、住んでから不満点が多くてもリフォームするわけにはいかないので、そのまま使うことを前提に慎重に選びたいところです。

では賃貸住宅を選ぶ際、多くの人はどこを重視しているのでしょうか。住宅関連会社などが行ったアンケートでは、家賃や駅からの近さを別にすると、「広さと間取り」「住宅設備」「内装」といった目で見てわかりやすい項目が上位に並びます。

ところが、実際に住んでから不満に思うのは、住宅を選ぶ際には重視していなかった項目です。

「隣室の声や上階の足音がひびく」、「夏暑く、冬寒い」、「湿気がこもり、カビがはえやすい」といった、見た目だけではわかりにくいことがトップに入ります。

つまり、見えやすい部分だけをチェックして契約したものの、実際に住んでみると見えない部分の弱さが響いてくるということになります。しかもこれらはすべて、このブログが大切にしている「断熱性」「気密性」「遮音性」に関わるものです。

小説『星の王子さま』(サン・テグジュペリ)には、「いちばんたいせつなことは目に見えない」という名言が出てきます。お部屋選びも、その言葉に通じるものがありますね。

見学時に気をつけることは?

では、住んでから失敗した!とならないためには、どこに気をつければ良いのでしょうか?

まず、駅からの近さや広さ築年数など、条件があまり変わらないのに、価格が大幅に安い物件は、住み心地が劣悪な可能性があるので気をつけた方がいいでしょう。

もっともよく分かるのは、実際に見学することです。見学の際には間取りなどだけでなく、暑さや寒さ、防音性についてチェックしてみましょう。

すべて同時に確認するのは難しいですが、暑さ寒さについてだったら、例えば見学する時間を、夏であれば暑い日の午後、冬であれば寒い日の朝夕に設定するとある程度はわかると思います。住んでから長く過ごすことになるので、そこに時間を割く価値は十分あるのではないでしょうか。

春の時期に引越し先を探す場合は、暑さや寒さの確認がしにくいかもしれません。住んでからの不満に暑さ、寒さが上位に来る理由のひとつには、多くの人が春に見学するからということもありそうです。

注目は部屋の位置と窓!

とはいえ、見てわかることもあります。まずは窓。

賃貸住宅であっても、比較的新しい物件であれば窓ガラスが1枚ではなく2枚(ペアガラス)になっている部屋があります。また、ごく少数ですが内窓(二重窓)が付いている部屋もあります。内窓が付いている物件は、近くに幹線道路などがあって騒音対策で設置しているのですが、断熱効果も高くお薦めです。

部屋の位置にも気をつけましょう。

天井付近の部屋は、夏に要注意です。2階建てアパートなら2階の部屋になりますが、真夏は直射日光の影響を直に受けるので、猛烈に暑くなります。その上、ロフトで寝るような間取りになっている場合は、暑くて眠れないこともあるので避けたほうが賢明です。

逆に1階の部屋の北側は、窓が大きいと冬に極端に冷え込みます。また、必要以上にスペースが大きいと、冷暖房を付けてから効くまでに時間がかかるため、その点も検討しましょう。

そこまでチェックしても、賃貸住宅はオーナー自身が住むことはない投資物件なので、残念ながら断熱性能の高い住まいはほとんどないのが実情です。

実際に住んでみて暑さ、寒さが想像以上に悪いこともあるはず。でも賃貸の利点は、一度失敗しても再度チャレンジできることです。

住み心地があまりに悪い場合は、まずはできる限りの対処をして(賃貸でも使える断熱アイテムはこちら、断熱対策のやり方はこちら)、契約更新時には引越しすることも検討し、その経験を次回の部屋選びに活かしたいところです。

今回挙げたポイントを、新しい部屋選びに活かして、より快適な新生活をスタートしていただけたら幸いです!

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