わが家は、今でもモデルハウスをしているという位、訪問者が多いのですが、同様に、民泊をしているんじゃないかと思うくらい宿泊者も多いです。特に、極寒の時期、猛暑の時期には、快適な一夜を過ごしたい人が続々とやって来て「低燃費住宅」の宿泊体験をしています。
その中に、うちに来たのが一番最初、これまで来た回数も、泊まった回数も一番多い「三冠王」の友人Kさんがいます。ここ最近、川越方面に来ることが多いようで、さらに頻繁にやってきて「ただいま〜」と言って家に入るので、私たちは「第3の住人」と呼んでいます。
この「第3の住人」Kさんは、春夏秋冬、朝から晩までひと通り「低燃費生活」を体験しているので、うちにいる時に気づいたことは何か、インタビューしてみました!エコハウスでの生活に慣れてきた私も、確かに〜〜〜!と思うことが多くありました。
まずは、うちにいる時に「普段と違う!」と感じる瞬間を聞いたところ、特に、朝晩に大きな違い感じるとのこと。例えば、朝起きた時に、部屋の空気が冷たくないので、布団から出るのがイヤじゃないとか。布団も軽い(薄い)ので、さっと起き上がれます。また、夜お風呂に入った後も「湯冷めするからすぐに寝なくちゃ!」ということがないのがいいらしい。確かに!この家に暮らし始めてから、まさきさんは極度の寒がりなのに、真冬でも夕ご飯の前にお風呂に入って湯冷めしていません。
それから、朝起きた時に喉が乾燥していないから、いつも起きたらすぐ白湯を飲むのに、うちでは飲みたいと思わないそうです。うちは、湿気の問題はもちろん、乾燥に悩まされることはありません。家の中ではリップクリームが必要ないし、保湿クリームも最低限でOKです!
そして「空気の違い」を感じているそうです。いつもは、朝起きると「空気を入れ替えなくちゃ〜!」と窓を開けるのに、うちでは空気がよどんでいると感じることはなく、窓を開ける必要は感じられないとのこと。これは、いつもフレッシュな空気と一定した温度を保つのに役立つ換気システムのおかげです(新鮮な空気を保つ仕組みについてはこちら、温度を保つ仕組みについてはこちら)。
また、今の時期、家の中でじっとしていると寒く感じるのに、うちではそんなことはなく、身体がちぢこまらないのだそうです。
「ひざ掛けや家の中で着るフリースもいらないでしょう?」と、言われてみれば・・・そうです。引っ越ししてから、私たちはかなり断捨離できました(その様子はこちら)。
ちなみに、うちのゲストルームは、屋根に一番近いロフトですが、もちろん夏の暑さや湿気で寝苦しいこともなかったそうです(詳しくはこちら)。
せっかくなので、勇気を出して、わが家エコハウスについて、気になる部分、困ることは何かも聞いてみました!
Kさん:困ることは、外の温度がわからないから、着るべき服装がわからないこと(笑)。
そうなんです〜。特に天気の良い真冬(←暖かそうに見えて実は寒い)や、曇った日(←寒そうだと思ったらムシムシしている)なんかに、間違えた服装で出かけてしまうことがあります。今は、朝一番にゴミを捨てるなど外に出て確認するようにしています。
Kさん:強いて言えば、普通の家よりも音が響くかもしれない。
そうですね。外の騒音が大幅にカットされる分、家の中の音は少し聞こえやすいと思います。私たちは、家のどこにいても会話ができるので便利ですが(笑)、生活パターンや家族構成によっては気になるかもしれません。ただ、うちは「低燃費住宅」の初期モデルで、壁の上部に欄間のようなものがあるので、現在のモデルよりもかなりよく聞こえます。また、間取りを決める時に生活パターンを考慮したり、必要ならダクト式にするなどの工夫をすれば大丈夫だと思います。
最後に聞いたKさんのコメントは、とても興味深いものでした。彼女は、うちにちょくちょく泊まるようになってから、住環境や、自分の身体の変化に敏感になったそうです。
以前は部屋の床が冷たいことや、家の中で身体が冷えることについてなんとも思わなかったのが、今ではそれに気付くようになったり、家と暑さ、寒さ、空気質の関係について考えるようになったと聞いて、私はうれしくなりました。
私たちもここ数年で知ったのですが、当たり前だと思っていた住環境の問題は、必ずしも当たり前ではなく、それに気づけば、改善できることはたくさんあるのです。Kさんも、これからよりよい住環境を目指していくみたいです(やったー!)。
でも、これからも今までどおり、うちにもちょくちょく遊びにきて欲しいと思っています!目指せ2年連続の三冠王!(笑)
おわり