高橋さんちのKOEDO低燃費生活

漆喰の壁の汚れを落としました!

漆喰の壁の汚れを落としました!

おまめちゃんが登場してからというもの、「モデルハウスみたい!」と言われていた、あの頃の家が思い出せないくらい、生活感が溢れている(笑)最近のわが家。おまめちゃんが撒いたマキビシ(ミニカー、ブロックなど)を踏んでは飛び上がったりしています。

そんな状態なので、以前は壁に小さな汚れやしみが付くとその場で落としたり、塗ったりしていましたのが、なかなか手が回らなくなってしまいました。

ところが先日、こともあろうに漆喰の壁に向かって座って、トマトソースを口に入れた瞬間に、いきなり大きなくしゃみが出てしまいました。

わが家の壁の表面はすべて、ルナしっくいというホタテ貝でできたしっくいで覆われています(詳しくはこちら:「最強コンビ!呼吸する壁紙+ホタテ貝殻の漆喰」)。

湿気(水分)の吸収力があるので、水のような液体は触れた瞬間に吸い込まれます。今回のようなケースはほとんどないですが、「あ〜!」と思ったときには、すでに赤い点々が壁についてしまいました。

慌ててふきんで拭いても、汚れはすっかり壁の中。これは久しぶりに壁の汚れを落とす機会だと、家中の壁の汚れをチェックしてお掃除することにしました。

すると、何かを擦ったような黒い線、ベビーゲートを突っ張っていた場所の汚れ、なぜかお茶のような染みまで、あちこちに汚れを発見。汚れによって「消しゴム作戦」と「塗り塗り作戦」に分かれます。

まずは、汚れを消しゴムでゴシゴシしてみます。まずはこういう擦れた汚れから。

これは鍵などを入れている木製のお皿の塗装がうつった汚れです。

このような汚れは消しゴムでゴシゴシすると消えます。消しゴムは、鉛筆で書いた字がよく消えるような柔らか目のものがおすすめです。カスが結構出ます。

こちらは何かをぶつけた線。

こういう汚れは消しゴムで消えるときと消えないときがあります。消しゴムで落ちなかったので、漆喰にします。

こちらは(いつの間にか)お茶がはねた跡です。液体物の汚れは消しゴムではなく上塗りをします。

こちらはベビーゲートの突っ張りのあと。

ゴムの汚れと力任せに押し込んで擦れて漆喰がちょっと剥がれた状態です。こちらも漆喰を塗ります。

漆喰を塗る手順を、先ほどのトマトソースの例を使って見てみましょう!

これが点々のひとつのアップ写真です。

汚れが濃かったり、大きかったりする場合は、スポンジなどで汚れを落としてから塗ります(その時に漆喰も少し取れます)が、このように小さかったり、薄い汚れは、そのまま塗った方が面積が少なくて目立ちにくいので、今回はそのまま塗っていきます。

こちらが補修用の漆喰パック。

私たちが引っ越して少し経った頃から使っていますが、今も問題なく使えるのがスゴイです(笑)。時間とともにだんだん分離してくるので、使う前によく揉んで濃さを均等にします。

今回は、範囲が狭かったので綿棒で塗ります。これが塗る直前の写真です。

これは塗った後。

擦ると、もとの漆喰が濡れて剥がれてしまうので、ポンポンとのせるようにつけました。少し盛り上がって見えますが、乾くと見えなくなります。先ほどの、消しゴムで落ちなかった他の汚れも同じように上から塗りました。

うちの場合はペールクリームという色で、表面も若干ボコボコしているので全然目立ちません。ツルツルの表面だったり、濃いめの色がある場合は、もう少しわかりやすいかもしれません。

注意点!この漆喰は強アルカリ性なので素手で扱わないのが原則です。しかしながら、小さいので手袋をつけずに塗ったら、ちょっとついてしまいました。

でも大丈夫!水だけで流れます。まさきさんは以前、取材で訪れたエコハウスで塗ったばかりの壁にジャケットの袖を擦ってべっとりとついてしまいました。よりによって緑色です。でも、それも水で洗い流すだけで落ちました。ペンキなどの塗装と全くコンセプトが違っていて、私たちは気に入っています。

なお、汚れが染み込むと言いましたが、小さい子どもを育てている今でも、ご飯やおやつを食べたり、絵の具を使ったりした後に手をきちんと洗っていれば、そんなに汚れることはありません。

むしろ、もう築10年になるというのに、変色もせず、剥がれもせず、塗ったときと姿が変わらない、そして、塗りたくなったらいつでも自分で重ねて塗れる漆喰はすばらしいと思っています。

いつでも消せると思うと気が大きくなります。おまめちゃんがもう少し大きくなって、もし絵を描くのが好きだったら、壁の一部をキャンバスにして、作品を描いてもらいたいと想像してワクワクしています。

もちろん、身体に優しい自然素材という特徴も、子育てに安心です。

余談ですが、おまめちゃんがあちこちのぼれるようになり、興味津々で吹き抜けを見るようになってきたので、金具をつけて、落下防止ネットを張りました。

サイズを測ってオーダーして、いろいろ試した結果、取り外し可能な結束バンドで留めることにしました。これで一安心です。

うちは、まっすぐ上がる階段の上、ロフトの梯子、そしてこの吹き抜けの窓が危険ポイントですが、これから家をつくる人は、このような家の特徴でもある、1階と2階をつなぐ広い階段や吹き抜けをどんな構造にするか、安全面を考慮して決めると良いと思います。

今日はここまで!またね!

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